茨城県の厳選12か所:地図・歴史・自然と最適な撮影時期の解説  

関東/甲信越/東海

茨城県のインスタ映え写真の紹介

青い空に映えるネモフィラの絶景、歴史ロマン香る神宮、雄大な自然が織りなす風景が、茨城県にはあります。
茨城県北部には、四季折々の花々が楽しめる「ひたち海浜公園」があり、青い絨毯のように広がるネモフィラは圧巻の一言です。水戸市にある日本三名園の一つ、「偕楽園」では、梅の香りに包まれながら風情ある写真を撮影できます。また、「袋田の滝」の轟音とダイナミックな姿は、自然の力強さを実感させてくれます。
茨城県南部では、神秘的なパワーを感じる「鹿島神宮」で厳かな雰囲気を味わえます。関東平野を一望できる「筑波山」の山頂からの景色は、感動の瞬間を約束します。湖面に広がる夕焼けが美しい「霞ヶ浦」や、その大きさに圧倒される「牛久大仏」など、ここでしか出会えない絶景があなたを待っています。

ひたち海浜公園

国営ひたち海浜公園は、茨城県ひたちなか市の太平洋沿岸に位置し、四季折々の鮮やかな花々が楽しめる公園です。この公園は、旧日本陸軍の水戸飛行場やアメリカ軍の射爆場だった広大な地を活用して1991年に国営公園として開業しました。春にはネモフィラ、スイセン、チューリップ、初夏にはポピーとバラ、夏にはジニアとヒマワリ、秋にはコキアとコスモス、そして冬にはアイスチューリップと、一年を通してさまざまな花が見頃を迎えます。ネモフィラの丘は一見の価値があり、その青い花と空がつながる景色は圧巻です。園内を電動アシストサイクルで移動することで、無駄なく公園を楽しむことができます。コキアの赤とコスモスの満開は見頃で、歩きやすい靴で訪れることをお勧めします。また、公園はとても広いので、トレインを利用すると便利です。

国営ひたち海浜公園のチューリップ

国営ひたち海浜公園は、多種多様なアトラクションも魅力です。海抜100メートルからの眺望を楽しめる大観覧車を始めとする「プレジャーガーデン」と呼ばれる遊園地や、林間のアスレチック広場、バーベキュー広場などがあり、食事やスポーツ、ピクニックを楽しむことができます。自然の美しさからスリリングなアトラクションまで、国営ひたち海浜公園はあらゆる年齢の訪問者にとってユニークで忘れられない体験を提供します。公園内は7つのエリアに分かれ、各エリアにはアトラクションが設置されています。サイクリングコースやシャトルバス「シーサイドトレイン」があるので、広大な公園を自由に移動できます。国営ひたち海浜公園は、年齢を問わず楽しむことができ、花や景色を楽しみたい人、サイクリングや散歩が好きな人、子供が遊べる場所を探している人におすすめです。食べ物や飲み物を持参すれば、コストを抑えて一日楽しむことができます。

国営ひたち海浜公園のコキア

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:春夏秋
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:勝田駅からバス20分

偕楽園

偕楽園(水戸市)は、後楽園(岡山市)や兼六園(金沢市)と共に、日本三名園の一つに数えられています。偕楽園は、梅の名所としても知られており、本園部分だけで100種3000本以上の梅の木が植えられています。春には多くの観光客で賑わいます。偕楽園は、江戸時代の水戸藩九代藩主、徳川斉昭によって作られました。斉昭は、領民と一緒に楽しむことができる場所として偕楽園を作りたかったと言われており、その名前にはその想いが込められています。また、偕楽園は、文武を学ぶ場所である弘道館とともに、一対の教育施設として位置づけられていました。両施設はお互いを補完する関係性を持ち、身体と心をリフレッシュする場所として利用されていました。

SNS映え:★★★★
撮影チャンス:2月下旬~3月上旬
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:水戸駅からバス20分

弘道館

弘道館は、かつて水戸藩に存在した、藩士やその子弟を対象とした教育施設です。藩主徳川斉昭(Tokugawa nariaki)が中心となって開設し、10.5ヘクタールもの広大な敷地には、様々な学び舎や施設が建てられ、学問だけでなく、武芸や医学なども広く教えられていました。入学年齢は15歳から40歳までで、卒業制度はなかったため、基本的には生涯学習の場でした。また、その敷地内には多くの梅の木が植えられ、梅の名所としても知られています。

弘道館

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:春夏秋冬
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:水戸駅から徒歩7分

袋田の滝

高さ120メートル、幅73メートルの袋田の滝は、これらの特徴から、日本三大瀑布(国内で特に有名な3つの滝)に数えられています。この滝は、”四度の滝”とも呼ばれています。これは、滝の水が大きな岩壁を4段階で落下しているからです。伝説によれば、かつて西行法師(有名な僧侶)が、この滝を四季ごとに訪れなければ、その本当の美しさを理解できないと語ったことから、その名がついたと言われています。袋田の滝は四季それぞれで異なる美しい風景を見せ、秋には紅葉、冬季には滝が凍って白く美しい風景を作り出します。

袋田の滝

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:春夏秋冬
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:袋田駅からバス10分

大洗

大洗は、年間約440万人が訪れる人気の観光地です。ここにはアクアワールド、大洗磯前神社、大洗シーサイドステーションなどの観光施設や商業施設があります。また、北関東最大のビーチである大洗サンビーチ海水浴場もあり、夏には多くの人々で賑わいます。さらに、2012年に放送されたアニメ”ガールズ&パンツァー”の舞台となった場所としても知られ、ファンによる聖地巡礼が行われています。

大洗

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:春夏秋冬
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:水戸駅からバス30分

千波湖

千波湖は、偕楽園の南東の周囲約3kmの湖です。湖の周りには桜の並木があり、遊歩道が整備されていますので、散歩やジョギングを楽しむことができます。ボートや自転車もレンタル可能で、観光客がリラックスしたりアクティビティを楽しんだりする場となっています。湖の西側には、水戸黄門として知られる徳川光圀公の像があり、そして、好文茶屋や好文cafeなどで、くつろいだり飲み物や食事を楽しむこともできます。

千波湖

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:春夏秋冬
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:水戸駅から徒歩15分

鹿島神宮

鹿島神宮は紀元前660年に創建されたと伝えられ、伊勢神宮、香取神宮とともに日本を代表する神社です。日本建国と武道の神として崇拝されており、近隣の息栖神社、香取神宮(KAtorijingu)とともに歴代の皇室、鎌倉幕府の源頼朝、江戸幕府の徳川家康、水戸藩の徳川光圀など歴史上の多くの著名人に崇拝されてきました。この神社は人生の転換点で力を与え、勝利をもたらすと信じられています。

鹿島神宮の参道
鹿島神宮の奥院

SNS映え:★★★★
撮影チャンス:春夏秋冬
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:鹿島神宮駅から徒歩10分

霞ヶ浦

茨城県の霞ヶ浦は、滋賀県の琵琶湖に次いで日本で二番目に大きな湖です。7月下旬から10月中旬の週末や祝日には、風を利用して漁網を引く伝統的な帆船を間近で見ることができる機会があります。霞ヶ浦は釣りのスポットとしても知られており、ワカサギ、コイ、ハゼ、外来種のブルーギルやブラックバスなどが生息しています。さらに、150種以上の野鳥や水生植物の生息地であり、冬には多くの渡り鳥がこの地を訪れます。

霞ヶ浦全景
霞ヶ浦の帆曳船

SNS映え:★★★★
撮影チャンス:春夏秋冬
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:土浦駅から徒歩8分

筑波山

筑波山は、男体山(標高871m)と女体山(標高877m)という2つの峰を持つ特徴的な形をした山です。朝夕に山肌の色を変えるため、「紫峰」とも呼ばれています。古くから多くの人々に崇拝され、”西の富士山、東の筑波山”として知られてきました。ケーブルカーやロープウェイを利用して簡単に登れるため、初日の出を見るための人気のスポットとなっています。

筑波山全景
つくば神社

SNS映え:★★★★
撮影チャンス:春夏秋冬
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:つくば駅からバス40分

笠間の石切山脈

笠間市は、日本三大稲荷の一つ、笠間稲荷神社の門前町として知られています。鎌倉時代から江戸時代にかけて笠間氏によって城下町が築かれ、歴史的な史跡や祭事、郷土芸能が多く残されています。最近では”陶芸のまち”として知られ、陶芸家が多く住み、茨城県陶芸美術館や笠間日動美術館などの美術施設があります。また、1889年から始まった”稲田みかげ石”の採石場は”石切山脈”と呼ばれ、現在は休止した採石場が水に満たされ、美しい景色を生み出しています。この地域はメディアやSNSで人気の観光スポットとなっており、展示場内にはカフェもあり、絶景を楽しむことができます。

笠間の石切山脈

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:春夏秋冬
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:稲田駅から徒歩20分

土浦花火大会

1925年に始まった茨城県土浦市の土浦全国花火競技大会は、秋田県大仙市の大曲の花火大会、新潟県長岡市の長岡まつり大花火大会とともに、日本三大花火大会の一つとされています。この花火大会は、霞ヶ浦海軍航空隊の殉職者を慰霊し、商店街の復興や秋の収穫への感謝と農民への慰労を目的に、神龍寺の住職が中心となって始まりました。大会では、全国から来る花火師たちがスターマイン、10号玉、創造花火の3部門で技術を競い合います。”土浦花火づくし”と呼ばれるワイドスターマインは、約6分間で2000発の花火が打ち上げられ、見る人々を圧倒する演出となっています。

土浦の花火大会

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:11月初旬の土曜日
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:土浦駅徒歩10分

牛久大仏

ギネスブックに認定された世界最大の青銅製大仏である牛久大仏(正式名称:牛久阿弥陀大佛)は、高さ120m(像高100m、台座20m)で、奈良の大仏(像高14.98m)をはるかに超える大きさと迫力を持っています。大仏の内部は5階建てに分かれており、各階には幻想的な世界が展開されています。85mの高さまでエレベーターで上がることができ、展望窓からは壮大な眺望を楽しむことができます。

牛久大仏

SNS映え:★★★★
撮影チャンス:春夏秋冬
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:牛久駅からバス30分