東京都の厳選18か所:地図・歴史・自然と最適な撮影時期の解説

関東/甲信越/東海

東京都のインスタ映え写真の紹介

江戸時代には、現在の皇居がある場所に江戸城が築かれました。明治維新を経て、日本は急速に近代化し、その象徴として鉄道が東京駅を起点に全国へと拡がりました。東京でSNS映えする写真を手軽に撮るなら、江戸から近代までの歴史を体感できる皇居や東京駅周辺がおすすめです。
一方で東京都には多くの人の住む離島もあります。伊豆大島の壮大な火山地形、神津島のクリスタルブルーの海、新島・式根島の純白の砂浜、日本の最後の秘境とされる小笠原諸島の父島と母島には、他の地域では撮影することのできないような被写体の宝庫です。


東京駅

1914年に開業した東京駅は、丸の内、大手町、有楽町、八重洲、日本橋、京橋といったビジネス街の中心に位置しています。また、東海道新幹線、東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線など、多くの新幹線の出発点であり、日本全国を結ぶ主要な拠点となっています。1日に約3,000本の列車が発着し、地下街を通じて近隣のオフィスビルとも直接結ばれています。また、歴史的な価値も高く、駅舎自体が重要な文化財として指定されています。

東京駅

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:春夏秋冬
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:東京駅

皇居

東京駅の正面に位置する皇居は、かつては”江戸城”呼ばれていて、将軍が住んでいました。現在は、天皇や皇族が居住しており、敷地の一部は観光客にも開放され、歴史的な建物や遺構を見学するために、多くの観光客が訪れます。

皇居

SNS映え:★★★★
撮影チャンス:春夏秋冬
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:東京駅から徒歩15分

浅草寺の三社祭

浅草は、古き良き日本文化を体感できるため、外国人旅行客に人気のあるエリアです。特に、毎年5月に開催される”三社祭”は、地域を大いに盛り上げ、多くの観光客が訪れる有名なイベントです。

浅草寺

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:5月
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:浅草駅から徒歩5分

湯島天満宮の梅まつり

湯島天神は、学問の神様である菅原道真を祀っているため、受験シーズンには、多くの受験生が合格を祈願しに訪れます。特に2月上旬から3月上旬にかけて開催される”梅まつり”では、約300本の美しい梅の木が咲き誇り、多くのイベントが楽しめます。

湯島天神

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:2月上旬~3月上旬
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:湯島駅から徒歩4分

神田大明神の神田祭

5月中旬に隔年で行われる神田祭は、京都の祇園祭、大阪の天神祭と並び、”日本の三大祭り”と称され、全国的に非常に有名なお祭りです。神田祭の期間中は、地元の人々や観光客が集まり、伝統的な行事やパレードが開催され、地域全体がにぎわいます。

神田祭

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:5月中旬
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:御茶ノ水駅から徒歩5分

伊豆大島

伊豆大島は伊豆諸島で最も大きく、本州に最も近い島です。島の中心には標高758mの三原山があり、噴火口近くまで見学することが可能です。1986年の噴火では高さ16,000mにも達する噴煙柱や溶岩流が発生したため、島に住んでいる全住民が避難したこともありました。

伊豆大島の全景
伊豆大島の三原山

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:▶運航日
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:東海汽船

利島

東京から約144km離れた利島は、円錐形の小規模な火山島で、周囲は約8km、人口は約300人です。冬には20万本近くの椿の花が咲き乱れ、観光の大きな魅力となっています。さらに、好奇心旺盛なミナミハンドウイルカが島周辺に生息しており、イルカと一緒に泳ぐことも可能です。

利島の全景
利島のイルカ

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:▶運航日
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:東海汽船

新島

新島は東京から高速船で2時間30分、飛行機で35分で到着できる便利なリゾート地です。特にサーフィン、ダイビング、釣りなどのマリンスポーツが盛んで、美しい青い海と砂浜があります。さらに温泉や、ガラスアート体験も楽しめます。この島の白い砂浜は、886年に起こった噴火で降り積もった火山灰が由来となっています。

利島のイルカ
新島の羽伏浦海岸

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:▶運航日
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:東海汽船

式根島

式根島は東京から南に約160キロメートルの距離にある外周約12キロメートルの小さな島です。島は豊かな自然に囲まれ、多くの種類の魚が生息するリアス式の海岸があります。標高差も小さいため、歩いて一周できるほどの規模です。

式根島の全景
式根島中の浦

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:▶運航日
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:東海汽船

神津島

神津島は東京から約180km南に位置する小さな美しい島です。島の中央には標高572mの台形状の”天上山”があり、その山頂部には、1年を通して花々が咲いています。また、この島では漁業が非常に盛んで、新鮮な海産物を味わうことができます。

神津島の全景
神津島の前浜

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:▶運航日
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:東海汽船

海の中の温泉の地鉈温泉

この温泉は非常にユニークな地形を持ち、岩山が鉈で割ったような絶景を楽しむことができます。泉質は硫化鉄で、源泉の温度は高めの80度ですが、海水が混じることで適度な温度に調整されています。特に神経痛や冷え症に効果があるとされ、そのため”内科の湯”とも呼ばれています。

地鉈温泉

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:▶運航日
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:東海汽船

三宅島

標高775mの雄山は現在も活動している火山です。2000年に大きな噴火があり、それ以後、山腹は溶岩で覆われ、以前茂っていた森がなくなりました。現在も噴火の危険があるため、山頂周辺は立ち入り禁止とされています。

三宅島の全景
三宅島の溶岩

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:▶運航日
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:東海汽船

御蔵島

御蔵島は東京から約190km離れた場所にあり、美しい原生林に覆われた島です。特にイルカウォッチングが有名で、年間を通して野生のイルカと出会うことができます。ただし、波が高い日が多く、船の欠航率が高いため余裕を持った旅行計画が必要です。

御蔵島の全景
御蔵島のイルカ

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:▶運航日
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:東海汽船

八丈島

八丈島は東京から飛行機で55分の距離にあり、手軽に美しい南の島を満喫できます。南国らしいヤシの木や鮮やかな花々が島を彩り、地元の料理や特産の地酒も楽しめます。かつて流刑の島でもあったため、歴史的な街並みの散策もおすすめです。八丈富士と呼ばれる富士山に似た山の頂上には、珍しい陥没した火口があります。この火口からは360度の壮大なパノラマビューを楽しむことができます。

八丈島の全景
八丈富士

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:▶運航日
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:東海汽船

父島

小笠原諸島には特有の地形と美しい海洋景観があり、ザトウクジラ、イルカ、アオウミガメ、サンゴ礁、熱帯魚など多様な生物が生息しています。特に父島は小笠原諸島の中心であり、約2,000人の島民が生活しています。この島は本土との唯一の定期航路があるので観光の主要な拠点となっています。

父島の全景
父島の美しい海

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:▶運航日
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:小笠原海運

母島

母島は、父島から南へ約50km離れた場所にあり、約450人が住んでいます。小笠原諸島には、父島と母島のみに住民がいて、交通手段は父島からの船だけです。そのため、訪れる際は時間に余裕を持つ必要があります。

母島の全景
母島の海

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:▶運航日
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:小笠原海運

小笠原諸島のホエールウォッチング

小笠原諸島はホエールウォッチングの楽園です。12月から5月にかけてはザトウクジラがよく見られます。一方、マッコウクジラは5月から11月がおすすめです。島から10kmほど沖で見ることができるので現地ツアー会社が半日や1日のホエールウォッチングツアーを提供していて、近くでクジラを感じられます。もし運がよければ、”ははじま丸”という定期船で父島と母島を移動中にもクジラを見ることができることもあります。

小笠原諸島の鯨

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:▶運航日
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:小笠原海運 

父島名物、漁船のお見送り

おがさわら丸の見送りは本当に一見の価値があります。岸壁で手を振りながら見送るのはもちろん、一部の人々はさらに飛び込みをしてお見送りします。でも最高なのは、観光船や漁船がおがさわら丸に伴走してくれるのです。最後のフィナーレとして、伴走している船から飛び込む人もいて、その瞬間は圧巻です。この見送りを見て、多くの人が”また来たい”と思うほど感動的です。

おがさわら丸と伴走する漁船

SNS映え:★★★★★
撮影チャンス:▶運航日
撮影地情報:▶地図・営業時間・経路
交通情報:6日に1日の頻度